第7章 思い出の別荘、の巻
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暫く智くんを胸に抱きしめていたら、何だか智くんの顔が押し付けられている辺りがじんわり生暖かくなってきた
(え?……智くん、泣いてる!?)
慌てて智くんの顔を捕まえて、上げさせる
「っ…///」
「な、何で泣いてるの!?
どうしたの、智くん!!?」
顔を赤くして、ポロポロ涙を零すマイハニィー
「…何でも…何でもないの……ゴメンなさい…」
涙が俺にバレてしまった所為なのか、益々大粒の涙が可愛い智くんのお目めから溢れだす
「何でもなくないでしょう!?そんな泣いてるのに!!」
「ぅっく…何でも…ないったら…」
「何でもなくありませんっ!!」
「んぐぅ////」
思わず智くんを思い切り抱きしめる
「ダメ!ちゃんと言って!そんな一人で泣かないでっ!!(泣)」
とか言って、既に泣いている俺(笑)
「んふぅ…しょおくん……くるちぃ…はなちて///」
「ヤダっ!話してくんなきゃ嫌だっ!!」
「むにゅぅ…イヤらのぉ…///」
「何で?俺と智くんの間に話せない事なんて何にもないでしょ!?
俺はどんな事だって、全部受け止めるからっ!!
別れ話以外はっ!!!(号泣)」
あぁっ
自分で言っといて傷ついちゃったよ!!
別れ話って!!!
「Σイヤだぁーーっ!!別れたくないよぉーーーっ!!!(超号泣)」
捨てないでぇえーーーーっ!!!!(超絶号泣)
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