第33章 夢のあとのその先(前編)、の巻
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(………いよいよだ………いよいよいよいよだよ………
……いよいよいよいよいよい…………
………ん?……よいよい??)
「…………何だ、よいよいって??」
俺は、相葉くんとニノのマンションに車(に◯さんのレンタカー(笑))を走らせながら
首を傾げた
本日は、土曜日
何時もなら智くんと二人きりでデートの日だったのだが、今日は智くんお待ちかね(笑)の松本邸訪問の日だ
で
一緒に松本邸へ行く予定の相葉くんとニノを迎えに、彼らの自宅マンションへ向かっている所なのだが…
「よいよいって……ちっとも良かないよ……」(←ただ単に“いよいよ”言い過ぎて“よいよい”になっただけなのに緊張しすぎてソレも解らないらしい(笑))
「翔くん何ブツブツ言ってるの?どうかした?」
車を走らせながらブツブツ言う俺を見て、智くんが可愛く小首を傾げながら言う
俺は若干焦りながらも平静を装って答えた
「なななんでも無いにょ!!(汗)」(←全く平静を装えてませんが?)
「そうにゃにょ?(笑)」
焦ってどもり、ついでに噛んで猫語っぽくなってしまったのを真似て
智くんが可愛く猫語を繰り出す
「Σいやぁーん!!智くんカワユスッ!!!///」(←いやんて(笑))
「わぁっ!…ちょ、ちょっと翔くん危ないよ(汗)」(←自分に抱きつこうとした運転中の旦那(笑)を押し戻す嫁)
「だって智くん可愛いっ!!!///」(←懲りずに抱きつこうとする撫でぃ←てかマジ危ないから。)
「ダメだってば…ほら、手ぇ繋いでてあげるから、ちゃんと前向いて運転して?////」(←押し戻した撫でぃの左手を握った)
「うん♡」(←あ、それで良いんだ(笑))
俺は、智くんに手を握ってもらって、やっと落ち着きを取り戻した(笑)
(………なんか解らないけど、やっぱ智くんは凄えなぁ///)
ただ手を握っているだけなのに、その安心感ったら例えようがない
(…………はぁ〜…………好きだ♡)
改めて智くんへの愛を想う俺。
そして、俺の手をニコニコしながら優しく握っていてくれる智くん
そんな二人を乗せた車は
間もなくして、相葉くんとニノのマンションへと到着した
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