第30章 むらぴーとゆうこりんの結婚式、の巻
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「招待状?村上さんと裕子さんの結婚式の?」
「そう」
「そっかぁ、もうすぐなんだねぇ///」
その日
俺は家に帰るとさっそくその報告を智くんにして、招待状を手渡した
智くんは可愛く小首を傾げながら封筒を受け取ると、ちょっと驚いた顔をして目を見開いた
「あれ?三通もあるよ?」
「それがさぁ(苦笑)」
俺は、村上が切手代をケチって会社で招待状を手渡ししていたコトと、ついでに相葉くんとニノの分まで押し付けられたコトを話した
「そうなんだぁ、……招待する人が沢山だと、大変なんだね…」
話を聞いて、微妙な顔をする智くん
俺は、その微妙な微笑みを浮かべた顔を両手で包んだ
「……どした?」
「ん?…別に、どうもしないよ?///」
「そう?」
「……うん///」
智くんは、どうもしないなんて言ってるけど
智くんが微妙な顔をした訳は、俺には解っていた