第6章 浮気は男の甲斐性? の巻
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すると
僕とニノのやり取りをニコニコしながら聞いていた相葉ちゃんが言った
「じゃあさ、こうすれば?」
「え?」
相葉ちゃんは組んだ腕をカウンターに付けて、目線を僕と同じにすると続けた
「誰か、櫻井くんじゃない男の人と二人きりになった時は、櫻井くんのコト想うとイイよ」
「…翔くんの、コト?」
「そう、自分は櫻井くんを愛してます、他の人には触られたくありません、って」
「…そしたら、変なコトされなくなる?」
相葉ちゃんは優しく僕の頭を撫でながら言った
「おーのくんの、櫻井くんを想う気持ちが守ってくれるよ?」
「…ホント?」
「うん、ホント」
僕はニノを見た
ニノは片肘をついてちょっと面白くなさそうな顔をしてたけど、僕と眼が合うとにこっと笑った
「雅紀の言う通りだと思うよ?」
「…うん、解った、今度からそうする」
そんなことなら、幾らでも出来るもん!
一日中だって、翔くんのコト想っていられるもん!
…で、後は
「…なんて、説明しよう(汗)」
眼先の問題が未解決でした(苦笑)
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