第6章 浮気は男の甲斐性? の巻
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「…そうだけど…そうじゃない」
「え?どっちなの??」
腕組みして考え込む相葉ちゃんに、ニノが笑いながら言った
「この子は何処行ってもモテルから(笑)油断してるとね、すぐ食われちゃうんだよ」
「ひ、人聞きの悪い事言わないでよ!
ちょっと…ちゅ…ちゅって、されただけだもん!!」
「本当に?」
「ほ…本当に///」
ニノがニヤって悪い顔して笑った
「アンタ、本当に嘘が下手だよね」
「うう嘘なんかついてないもん!///」
「ふ〜ん?そう?」
ニノが眼が寄っちゃう位まで顔を近づけた
「そ…そう」
「…その子、キス、上手かった?」
「え?////」
「上手かったんだ♡」
揃えた指を口に付けて、ぷぷぷ、とか言って笑うニノ
もう、アタマきたんだから!
「ばーかばーか!ニノなんか、嫌いっ!!」
「…アンタは小学生か」
ニノが僕のほっぺをむぎゅっと両手で挟んだ
「大野くんは隙がありすぎるの!
男と二人きりになる時は、もっと緊張感を持ちなさい!」
「ひゃんへぇ!(何で!)」
「何でって…アンタには、学習能力ってもんが無いんですか?」
ニノがほっぺを挟んだ手にぎゅっと力を入れた
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