第6章 浮気は男の甲斐性? の巻
.
「なに?どうしたの櫻井くん」
相葉ちゃんが翔くんが飛びだした拍子に倒れたグラスを片付けながら言った
「大野くんが浮気したの」
「違うったらっ!!」
「浮気?おーのくんが?」
「ちーがーうぅーーっ!!///」
僕はとうとう我慢できなくて涙が溢れてきてしまった
「ニノがイジワル言うから、おーのくん泣いちゃったじゃん…大丈夫?」
「良い大人が、普通こんなトコぐらいで泣く?」
相葉ちゃんが差し出してくれたおしばりをニノがぶん取って、僕の顔をゴシゴシ拭いた
「痛い痛い!痛いって!!///」
「もう、世話の焼ける子だこと!」
「誰のせいだよ!!///」
僕はおしぼりを払いのけた
「翔くんきっと、教授となんかあったって勘違いしちゃったよ!
どうすんだよ!!」
「別に、ちゃんと説明すりゃいいんじゃない?」
「…なんて?」
僕はニノから奪ったおしぼりで涙を拭きながら言った
「だから、櫻井くんに黙って教授の家に行って、ピチピチの大学生の男の子とキスしましたって」
「………面白がってる?」
「勿論♪」
ニノばか!イジワルっ!!
「そうなの?」
相葉ちゃんが眼を丸くした
.