第6章 浮気は男の甲斐性? の巻
.
「ぅ…ぅえ〜ん……翔くんのばかぁあっ!
大好きぃいっ////」
こんなに大好きなのに
僕はこんなに愛してるのに
翔くんは僕のコト
そんなには…愛してないの?
本当は…後悔してるの?
男のお嫁さんなんて…貰わなければ良かったって
…思ってるの?
「……ぅっ…ひっく…しょおくん…////」
…違う…そんな事ない…そんな事ないよね?
違うって…わかってるよ
わかってる…けど…
「……………ひっ…ぅぅ////」
元カノさん、綺麗な人だった
翔くん、あんな感じの人好きなんだ
長い髪が、良く似合ってた
きっと…僕よりずっと、翔くんに似合ってる
「…………くすん////」
僕は、本当に…貴方の隣に居ても
………イイの?
……そんな事を考えながら
僕は、電気も付けずにお部屋の端っこで
一人で膝を抱えて泣いていた
.