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『どっちも好きだから』【不破雷蔵VSはちや三郎】(短編)

第1章 どっちも好きだけどどうしたら良いか分からない


「はぁ~‥‥どうしよう・・・・」
私、神澤椿姫(かみざわつばき)。只今悩み中です…。くのたま5年に上がって、周りの子達も『色恋』の話題で盛り上がって居る中…。私には唯一の悩みがあります。というか、悩みしかない!!!
私には好きだと思っている人が2人いるんです!!しかもその2人から告白を受けているんです!!!
「【そろそろ決めなくちゃ駄目だよね~…】」
私は心中でそう呟いて下を向いてはウロウロとその場を悩み歩いている最中です。でも、そんな私の想いを
その2人は知っていて、尚且つアプローチをされているんです。その2人こそ、5年忍たまで人気がある人で
不破雷蔵君とはちや三郎君なのです。2人共『決められない』という私の優柔不断ささえも可愛いというので
自分でもどうして良いか分からないんです‥‥。だって、2人共大好きだから…。
「う~ん…」
「あ…椿姫ちゃん!!」
「ほへ?!」
とんでもない素っ頓狂な声を出した事を後悔している今…。私の目の前にニコリと微笑む雷蔵君の姿が!!
「ら…らららら雷蔵君?!」
「何してるんだ?らいぞ…?あれ?椿姫じゃん?」
こっちは三郎君じゃないでしょうか?!私…人生最大の逃げたい衝動に駆られています!!!
「ご…ごめんなさ…!!!」
私はそう言って後ずさりをしつつ、逃げようとした所…。呆気無く捕まってしまいました…。
「何で逃げるんだよ?」
「だ…だだだだって!!!」
「この前、僕達が君を好きだって言ってたから逃げたいの?」
図星過ぎて何も言えません‥。
「顔真っ赤!!」
「だ、って‥‥私…」
「良いんだよ。僕達を選べない理由は知ってるしね。」
「‥…!!!!」
「でも…」
「ほへ?!」
「「いつかは選んでもらうから(ね)!!」」
2人は私も両耳それぞれに囁いてきた。私はもう心臓が破裂しそうな位ヤバイです…。
「あ…あの!!私…2人共好きだから…どっちかって言われても…!!」
「じゃあ、私と雷蔵の愛の深さ知ってみる??」
「え??ちょ…えぇぇ?!」
「今度、町の方へ3人でデートしよう?そこで私か雷蔵かを選ぶ!!どう??」
「三郎の考え方に僕も賛成しよう・・・ かな?」
出ました…。雷蔵君の迷い癖…。
「じゃあ、雷蔵は無しで、私と椿姫の恋を応援してもらうか。」
「へ?!」
「狡い!ダメだよ!!ぼ、僕だって好きなんだから!!椿姫ちゃんの事!!」
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