第6章 劣情
「すごい、おっきい…」
一方の志保さんはといえば、おれの身体とコンプレックスでもある巨大なチンコに目が釘付けになっているようで。
今までの女はこの後で半数以上が挿入前に逃げ出したんだけど…。
彼女はごちそうを前にした子供のように、うっとりとした表情でぺろりと唇を舐めている。
この人、おれのチンコガン見して、逃げるどころか、喜んでいるのか。
無意識なのか誘っているのか、クイクイと腰を揺らしてぬれぬれのマンコを見せつけてくる痴態に、僅かに残っていた理性の糸がプチンと切れて。
前戯で慣らすなんて考えはあっという間に消し飛んでしまった。
「…志保さん。イきます」
興奮しすぎて、うっかり名前で呼んでしまった。
ストーカーみたいでキモがられるんじゃ…。
「山下さんの下の名前、教えて…」