満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第39章 Trick but Treat※《宇髄天元》
「…あーー、悪ぃ、いじめすぎたか。
かわいすぎて、どうにかなりそうだ」
意識が軽く遠のいていくのを感じる。
気持ち良すぎて失神することは、宇髄さんとのセックスで良くあることだけど、
今日は最後まで起きていたい。
宇髄さんの誕生日を、ちゃんと最後までお祝いしたいのだ。
「あ、っ、あ、…やっ、…っうじゅ、さ…あ…っ!!」
「…ーー、くっ…っ!」
それでも宇髄さんに、ぐっぐっ、と弱い奥をずんずんと突かれた。
それからくぐもる小さな宇髄さんの声が後ろから聞こえる。
宇髄さん、ちゃんとイけたかな。
宇髄さんはハーーと後ろからため息のように息を吐き、
それから顎を持って後ろを向かされ、求めるようなキスをされた。
なんとかそれを受け入れて、息継ぎの合間に声を絞り出す。
「うずいさん たんじょうび おめでと…」
「あぁ、ありがと」
にっこりと笑った宇髄さんを最後に、波奈はゆっくりと瞳を閉じた。