満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第32章 禁欲の制裁※《宇髄天元》
ーーほんとに、なんって女になってしまったんだろう。
最初は手が触れるだけで緊張で固まっていたくせに、胸を弄るだけでイくなんて。そうさせたのはまぎれもなくこの俺なのだが。
ふーふー、と呼吸を整え、ときおりヒクンと下半身が揺れており、まだ快感の波にただよっている波奈を優しく撫でてやる。
首から上は真っ赤で、目隠ししているネクタイは涙でじわりと濡れていた。
「……おい、」
「…っはえ、…っ」
波奈の身体を割り入って、足を開脚するように膝で押さえつけたら、波奈はビクンと身体が揺れた。
「何勝手に気持ち良くなってんだよ」
「…ご、ごめんなさ…っ」
「お仕置きだって言ってんのに気持ち良くなって。
ご褒美じゃねんだから」
「だ、だって、っ、うずいさんがあっ…」
「次は勝手にイくの禁止、な?」
「えっ、…あ、っあっ!」
中途半端に捲り上げられたTシャツと、下着と半パンをスルンと脱がしてやる。ついでに目を覆っていたネクタイも、しゅるりと外した。
身体を覆うものが何も無くなってしまった、波奈の涙で赤くなった瞳はとろんと蕩けていた。
さんざん弄られて赤く充血している勃ち上がった乳頭にまた撫で上げ、ゆっくりと下に降りていく。
波奈の足の付け根に差し掛かったとき、ビクンと波奈は反応した。
「ーーーん、すごいなここ」
「んんっ…っ、や、やら…っ」
「隠すな、ちゃんと見せろ」
ぐちゅ、ぬちゅ、と水音が響く。
付け根をぐっ、と押さえつけられ、開脚させられ、波奈の中心部を露わにさせる。
もうそこは止めどなく愛液が垂れ流してあり、シーツもそれで沁みを作っていた。
「ーーーは、こんっな濡れてんの、ほら」
「……っ」
宇髄の長い指を波奈の目の前で見せられる。
その指はもうびっしょりと濡れていて、糸をひいていた。
居た堪れなく顔を逸らす。火照る顔が熱い。
宇髄はその指を波奈の口に持っていく。
波奈は顔を背けるが、それを追いかけて宇髄は波奈の口を指で開く。
「…っ、ん、ふ、…っ!」
指を口の中に入れられ、波奈はされるがままに口を侵されてしまう。