満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第16章 理性と欲情の狭間で※【宇髄天元】
「ーーーっうあっ!」
カラ…と宇髄の額当てが鳴る。
気づけば宇髄は、波奈を地面に押し倒していた。
波奈の足を、宇髄の足で割り込み、波奈が抵抗しないよう、波奈の手首を押さえつけていた。
身体が燃えるように熱い、汗がじとっと宇髄の額を流れる。
波奈は宇髄を見つめて、ぼろぼろと涙を流している。
顔は赤く、息はハアハアとまだ苦しそうだ。
ーーー不可抗力だこんなん。
フーーフーーと息を整え、自分の激しい情欲をなんとか抑え込もうとする。
が、波奈の胸が、満月に照らされる。
白く膨らんだ波奈の胸、その頂点は小さな薄桃色で、ツンと主張しているのが目に入った。
ーーー見ないようにしていたのに。
くらりと眩暈がする。
その胸に吸い寄せられるように、波奈の胸の乳首を口に含み、舌でツツっと舐め上げ、片方の胸を揉みしだく。
「…っふああっ…!!おとばしらさまっ…!あ、あっ…!」
波奈は快感の波に溺れるように、次々と喘ぎ声が漏れる。
まだ波奈の中からは止めどなく流れる愛液の水音が聞こえる。
その熱くとろとろの中に、自身の欲望の塊をぶち込みたい衝動が、ガンガンと宇髄を襲ってくる。
痛いくらい腫れ上がった、自分の陰茎を解放してやりたくて、
宇髄は、波奈の胸を揉んでいる反対の手で、
自身の隊服ベルトに震えながら手をかけた。