第1章 幼馴染み氏 × 私
高校入学と同時に、
親も自由奔放になり始めた。
和也の親と一緒に旅行したりだとかね
そしてなんでか留守番を
二人でさせられた
「はーやーく、しなさいよ
ノロノロと貴女カメですか!」
「あーもう、うるさいなあ」
だったらなんで
あんたはそんな早いんだよ!
いちいちムカつく男だ。
「クラス替え、楽しみですな~」
「そうね。
和也と別々だといいけど~」
何が楽しみですな~だよ。
私を使って女子ナンパする気だろ。
知ってんだよ!
中学の時なんて私の友達みんな
和也と付き合ったなんて報告受けたわ
....なんて、ひがみか。
別にいいじゃん、誰が付き合おうと
なのに、和也は、
「可愛い子いますかねー?」
可愛い子なんて山ほどいるだろうよ
私なんて足元に及ばない程にね...