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【進撃の巨人】片翼のきみと

第43章 The Gifts 4 Levi ※





「な、んで……嬉しそうなんだよ………っ……!」



「―――――嬉しい。リヴァイさんの、気持ち、いい顔………可愛いから………。」



「うるせ……っ………くそ……っ………、やべぇ……っ……!」





俺の声に合わせて、煽るように頭を上下させる。

時折苦しそうにしながら俺を見上げて口を離すと、愛おしそうに、嬉しそうに舌を這わせて舐め上げる。

こんなに息が上がることはないというほど、鼓動が早く息が乱れる。








「――――い、きますか……?」







「ああ、やべぇ……っ……、離せ、もう………っ……!」






「――――いつも私ばっかりだから――――……見たい、リヴァイさんのいく、ところ……。」








ナナはそう言ってまた大きく口を開け、俺を受け入れた。懸命に上目使いで舐め、咥える。

悔しいが全く我慢などできなかった。







「――――ナナ、離せ、イく………っ……!」






「――――――っ………!」







ナナは口を離さず、口内で濁ったそれを受け止めた。口の中の異物を確認するように、好奇心を含んだ顔で吟味している。






「―――――おい……っ……馬鹿野郎、出せ……!」






ナナは喉をこくん、と鳴らした。


―――――本当にとんでもねぇよ、お前は。


驚いて声も出ねぇ。






「……………。」




「―――――あんまり、美味しくはないです。」




「………当たり前だろうが………。」




「でも、嬉しい……………。」





舌に残る余韻を確かめるように自ら細い指を唇に割り入れ、恍惚とした表情で俺を見下ろす。










「―――――ゴチソウサマ。」










してやったり顔でにやりと笑うナナは、あまりに淫美だ―――――。




我慢ならず、いつものように力づくでナナを組み敷く。


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