第43章 The Gifts 4 Levi ※

「――――どこが、いい……？教えてくれ――――最高に悦くしてやる。」





「ん、あっ……は……っ……！だ、め、いまイっ…………もう……わかんな……っ……。」





「―――――なにもかもわからなくなって………俺しか見えなくなればいい―――――。」






つい口をついて出るのは、本音だ。

ナナを尊重したい。

だが、心の奥底には諦めきれない願望がある。



指を抜き差ししながら弱いところを擦りあげ、膨らんだ胸の頂きを舌で転がすと、いやいやと小さく首を振って目に溜めた涙を散らしながらナナはイった。

訓練の後よりも更に乱れた呼吸を繰り返すその唇に軽くキスをすると、ナナが息を整えながら指を俺の身体に滑らせた。





「――――――っ………。」



「………私も、食べたい………リヴァイさんの、こと………。」



「――――そんなこと、しなくてもいい。」



「……いや。食べたい。」





力の入らない身体をゆっくり起こして、俺の身体を押し倒した。

胸から腹へと徐々に舌を降ろしていく。―――――その唇がそこまで辿り着くことを、期待してしまう。

ナナは指を俺のものに絡め、丁寧にゆっくりと上下させる。







「……ぁ…………ナナ………っ……！」







頬を染め、妖艶で悪戯な顔をして俺を見上げると、自ら俺を口に含んだ。その熱くて狭い口内と、不器用にも絡みつく舌が、たまらなく快感を誘う。

何よりその見た目の破壊力がやべぇ。

女神と称されるその風貌で、いやらしく俺を咥える姿。




ナナがいない間何度も想像して抜いたが、実物の破壊力は想像の比じゃねぇ。