第23章 扇揺 ※
「んっあ、はっ、あぁっ……き、もち、いいです……か………?」
「あぁ、いい………。お前が自分で腰を振ってるのが、たまらくエロいな。」
「じ、ぶんでっ……そう、させて、るっ………くせにっ………!」
しばらく身体を上下させて、肩で息を切らしながらナナは俺の首に腕を回して、身体を預けた。俺はつながったまま、ナナの膝下に腕を入れてそのままの態勢で抱き上げた。
「やっ……!なに……っ!お、ろしてくださっ……!」
執務室の奥の窓べりに、ナナの身体を降ろす。
カーテンは、開いている。
「リヴァイさ、外っ………見えちゃっ……!」
「あぁ。誰か通れば―――――見えるかもな。見せつけて、やればいいんじゃねぇか?」
ナナの申し立てを黙らせるように口を吸う。
ナナの欲情するスイッチの入れ方は、もう知ってる。
激しく求めるように口づけをすると、ナナの中が収縮した。
「………うごいて……っ………!」
「……あ?」
「おねが……っ………もっと、欲しい……っ…!」
「……それだけじゃねぇだろ。……言えよ、イきたいって。」
「リヴァイさ……っ……イ、きたいっ……!リヴァイさんの、で、ぐちゃぐちゃに、されたい………っ!」
身震いした。
こいつのせいで、俺は変態になるんじゃねぇか?
ナナの要望どおり、激しく突き入れ、引きずり出す、を繰り返す。
愛液はその摩擦で泡立ち、まるで中で出したかのように結合部から白く滴り落ちる。
――――良くない欲望が駆け巡る。