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【進撃の巨人】片翼のきみと

第251章 〈After atory〉紲 ※




「おいオヤジ、ザクロを1つ。美味そうなのを頼む。」

「はいよ!!おまけするよ!」

「あとは……ナナ、食いたいものがあるなら買えよ。お前は果実ならよく食うだろ。イチゴや……ブドウなんかも見たことねぇ品種があるな。」

「はい!えっとね、これと……これと……!ねぇリヴァイさん、緑のブドウがあるよ?!」

「買え。」



私が指を差すフルーツをこぞってお店のご主人に袋に詰めさせていくリヴァイさん。なんだかんだ言って私の我儘には甘い。

次々と色とりどりの美味しそうなフルーツを紙袋に詰めながら、ご主人はにかっと笑って言った。



「あれ、毒見はいらないんで?」

「信用に足る店だと理解した。」

「そりゃありがたい!!」



ご主人は『おまけだ』と言って、カシスを一盛り入れてくれて……私は好物がぎゅっと詰まった紙袋を受け取った。



「嬉しそうだな。」

「はい!」



リヴァイさんもとても嬉しそうに笑う。

――――それが嬉しくて、また私も笑ってしまう。



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