第18章 聖夜 ※
「リヴァイさん…………大好き…………。」
「………あぁ、知ってる。」
リヴァイさんが柔らかく口づけてくる。
「リヴァイさんは………?」
「………あ?」
「私の、こと………すき…………?」
リヴァイさんが少し目を見開いて黙る。
こんな時に、この状況で、好きかどうか問われて黙るのはどうなんだろうか……と少し不安に思って答えを待っていると、リヴァイさんは私ごと身体を起こして、ベッドの上に繋がったまま、座っているリヴァイさんの上に向き合って座る恰好になる。
「好き………という言葉じゃしっくりこねぇな。」
「??」
「――――――――――愛してる。」
リヴァイさんはその三白眼で私を射抜く。
「好き……好意とか、俺にとってそんなんじゃねぇんだお前は。―――――俺の一部であり、最も神聖で、俺の在り方まで左右する……。それがお前だ。」
リヴァイさんは私の頬に優しく手を添えて囁く。
「愛してるなんて言葉でも足りねぇ。」
「……………。」
私の目から、涙が零れる。止められない。
愛という言葉は私には甘美で、神秘的で、とても眩しいもの。そんなものが自分に………自分の一番大切な人から向けられるなんて。
「………泣くな。」
「………すみま、せ…………!」
「………理解、したのか?」
リヴァイさんが小さく口づけをしてくる。ちゅ、ちゅ、と小さな音の合間に何とか言葉を紡ぐ。
「ん………ぁ…………はい………ぁっ…………っ………!」
段々と口づけに熱が籠る。
そして同時に、リヴァイさんは律動を開始する。
小刻みに身体を揺らされながら、私は夢中でリヴァイさんの首に両腕を回し、きつく抱きしめながら、口付けの合間に何度もその名を呼んだ。
「はっ………ん……リ、ヴァイさ……、リヴァイ……!んっ……あぁ……っ……!」