• テキストサイズ

【進撃の巨人】片翼のきみと

第187章 海② ※









何度リヴァイさんと身体を重ねたかわからない。

   その一つ一つどれもが大切な思い出。






  けれどこの夜のことはもっとも鮮やかに

  私の脳裏に刻まれ、一生忘れることはない。






      扉の壊れた地下室。

    埃まみれの狭い部屋の一室で……

 寝具とも呼べない簡易的なマットの上で……

    夏の名残を感じる蒸し暑い夜に

汗ばむ身体を重ねて何度も何度も彼を受け入れて

罪悪感と背徳感に押し潰されそうになりながら、

      愛と欲に塗れた夜。









   ――――ねぇリヴァイさん。









   私への想いはずっと変わらないと

   言ってくれたこと……信じるから。









  ずっとずっと、狡い私に捕まっていて。









 ―――たとえあなたが嫌がっても――……



  もう放してなんか、あげないんだから。








/ 3820ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp