第179章 巣箱 ※
「――――ナナの味がする。」
「――――汚い、から……っ………。」
「言ってんだろ、お前は綺麗だ。」
「――――ずるい………。」
壁に背を預けてなんとか身震いしながらも耐えていたけれど、リヴァイさんの指が腿を滑り上がって秘部に到達して……くちゅ、と私の受け入れる意志を表わしたような音を鳴らされしまえばもう、膝に力が入らなくて……そのまま床に座り込んだ。
「――――手短に済ませよう。やることが山積みだからな。」
「………なら、最初からしなければいいのに……―――ッああぁ―――――ん、ぐっ……!」
膝を掴んで大きく開かれて、一気に奥まで貫かれた。
――――と同時に、思わず嬌声が漏れた私の口をリヴァイさんが手でふさぐ。
「ん、ぐっ……んうう、んっ………!」
「ぁあクソ…………たまんねぇ、すぐ……出そうだ。」
ぐちゅ、ぐちゅと突き入られる度に悦ぶように愛液が滴っていることが分かる音に、恥ずかしくて顔を背ける。
「……ふ、ぅ……ん、っ……んうぅっ……!」
「――――こうして黙らせながら突っ込んでると……、本当に……っ…犯してるみたいで、クるな……なぁ、ナナ………!」
リヴァイさんの目が、サディスティックな色に揺れて――――……この先、もっと激しくされるんだとわかった。
――――でも、怖くないの。
あなたになら何をされても怖くない。
嬉しい……。
それはもう私の無意識の領域に刷り込まれた本能のようで。
それをわかっていてあなたも……私を引きずり堕とすようにめちゃくちゃに抱く。
執拗に私を求めるのは、本当に離れていた間を埋めるためだけ?それとも……なにか別の意図があるの?
――――あなたがそれを言いたくないなら、私は問わないけれど。
――――この私達だけの巣箱は、これから癒しで満たされるのか――――……
それとも、ただひたすらに愛欲に塗れていくのか――――……
想像すると、少し体が震える。