第85章 逢瀬 ※
腹部に手を這わせながら降ろしていき、左腿の傷跡にキスをしてから上下とも下着を取り去る。
生まれたままの姿のナナは何度見ても神聖なほど美しくて、兵士達の間で女神と噂されるのもわかる。
だが――――最も美しい瞬間は、その女神が淫らに堕ちて行く瞬間だ。
「――――なぁナナ、俺にもう一杯、“ナナ”を飲ませてくれ。」
「………え………?」
「甘くて淫靡な、あのカクテルそのものだ。」
「――――ぁあ…っ………!」
ナナの秘部を押し広げて、たらたらと滴る蜜を舐めとりながら舌先を挿入すると、また次々と溢れて来る。
「や……あ、んっ……舐め……ないで……っ……。」
ナナの言葉も無視して、その愛液を堪能する。
「ああ、たまらないな……君の蜜には、俺をおかしくする成分でも、入ってるのか……?」
「……んっ……あ、だめ、だめ……っ……!」
首を横に振りながらビクビクと身体を震わせるナナの奥を探るように、指を入れる。
一か月空いていたからか、また処女のように固く、狭く閉じられているそこをほぐしていく。
「やぁ……っ………あん、混ぜ、な、いで……ぇ……っ……!」
「広げないと、痛いだろう?」
「わたし、ばっかり……や、だ……、わたしも………食べたい……。」
ナナが俺に涙目で懇願する。
俺はこの目にすこぶる弱い。
しかも―――――ナナの口淫は厭らしくてとても――――良い。歓迎すべきその申し出に応えるように、俺も服を脱ぎ捨てて、お互いの性器を舐め合うように身体を重ねる。
「―――――は、厭らしいなこの体勢は……。視覚だけで相当クる。」
「―――ん、んう………ふ。………ぅ………。」
ナナの桃色で充血して開いた秘部と突起を舐め上げながらふと目線を自身の下腹部にやると、俺を一生懸命に咥えて舌を絡ませているナナが見える。
これは―――――想像以上にマズい。
普段こんな言葉は使わないんだが―――――的確に表すのに、この言葉がぴったりだった。
エロすぎる。