• テキストサイズ

王様嫌いな彼女

第6章 本音


いつもより少しだけ軽い足で教室に行く
これが終われば徹たちとお泊まり
大丈夫、頑張れるよ
そう言い聞かせて苦痛な時間も耐えた

「百瀬また忘れたのか、最近どうしたんだ?」

「すみません疲れてるだけです、気にしないでください」

クスクス笑う声に耐えた
いや本当は限界なくらいだったけど頑張った

「百瀬さん本当に大丈夫?」

「大丈夫…だけど、?」

「大王様となんかあったとか?本当に?最近ずっとその調子だし…」

「平気だよ、徹は一切関係ないし、じゃあ私お昼食べたいから行くね」

人が少ない外に出てベンチに座ってお昼を食べていた
ここは入学してからほとんど暇つぶすときに使っている
ほとんど人が来ないから安心するの
スマホをポケットの中にしまってお弁当箱をあけて少しずつ口に入れていく


食べ始めて少ししてからのことだ
バシャンッと上から水が降ってきた
制服はもちろんお弁当箱も濡れてしまい食べれなくなってしまった

「……」

中学の時はなんだかんだ金田一と国見がいたからここまでひどくならなかったよなぁ
今はひとりぼっちだから……
思わず溢れ出そうな涙を必死に止めた

「ももちゃん!!」

かかってすぐに3年の先輩が集まってきた

「百瀬大丈夫か!!」

「これタオル使って」

旭先輩がタオルを頭からかけてくれた

「なんでももちゃんがこんな目に…」

「…大丈夫です、タオルありがとうございます」

「風邪ひくし着替えないとな、ジャージはどこにある?」

「教室…ですけど…」

「俺が取りに行く、スガと旭はここに残っててくれ」

「おう!頼んだぞ」

「俺ももう一枚タオル持ってくるよ!」

「あぁそうだな、じゃあスガ頼むぞ」

「任せろ」

光のような速さで行動をする先輩達に驚いて私は動けなかった

「ももちゃん、」

「迷惑かけちゃってすみません、」

「こういうことよくあるのか?」

「今回のはたまたまですよ」

笑顔を見せてみると
菅原先輩は不服そうな顔を見せてきた

「ももちゃん、無理しなくていいんだぞ」

「無理してないです」

「及川はこのこと知ってるのか?」

「だから今日が初めてなんです、言うこと何もないです」
/ 127ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp