第3章 馴染めないワタシ
そして始まる練習試合
「百瀬絶対見ててね!俺絶対強いって思わせるから!」
勝つのが強いんじゃない
それをわかって言っているのだろうか
私の強いって言うのはチームワークがどれだけあるかとか勝敗よりも大事なもののことを言うのに
「ももちゃん目離せなくなるべ」
「…どうでしょうか」
確かに烏野は強くなった
でも音駒には敵わないとすぐにわかった
音駒は特別強い奴なんていない
でもチームワークが素晴らしいものだった
頭脳派かな…確実性か……面白い
とくに司令塔のあのセッターがすごい
バレーはボールさえ落とさなければ相手に点を取られない
特別強いスパイカーがいなくても守りが強ければ勝利に導ける
それをわかってるんだ
まさに“繋ぐ”って言葉が似合うプレーだった
「…すご…」
烏野より音駒の方に目がいってしまうのも事実だった
ただ烏野も戻ってきた旭さん、エースの使い方も正しかった
エースが道を切り開いてる感じが私の心を動かした気がする
もしかしたら…うまくいけばもっと強くなれる気がする
堕ちたなんて言われる日もなくなるかもしれないそう思うプレーだった、まぁ今の影山のトスはスパイカーの要望にそったトスをあげようとしすぎていて本来の力は出せてないだろうけど
あの日がトラウマなのかもしれないけど極端すぎる、いい具合に調節もできないものなのか、要望に応えるだけじゃなくて自分のプレースタイルも大事にしなきゃならないそれができないうちはセッターとして半人前以下
影山飛雄バレーのことを愛しているのはわかるけどなにもわかってないんだな
でも…このまま堕ちてくれたら徹が背負った重みに気づいてくれる?国見や金田一が本来の力を出せなくなった原因は自分だって気づいてくれる?
ならこのままでいてよ
みんなが味わった痛みを味わってよ
性格悪いのはわかってる、でも誰にでも黒い部分はあるよね、?