第3章 馴染めないワタシ
及川side
「んー幸せ〜」
幼い頃から変わらない笑顔を見るとホッとする
「よかった、ねぇゆいなちゃん」
「なーに?」
「今日はどうだった?」
「徹と岩ちゃんがいないから寂しかった!」
なかなか俺と岩ちゃん以外の人に心を開かない
国見ちゃんと金田一くらい?ゆいなちゃんが警戒心なしで話せるのはたぶん俺と岩ちゃん抜いてあの2人くらいかな
2人と仲良くなるのも時間かかってたけど俺といると必然的に話すようになって仲良くなってくれたんだよね
「ゆいなは友達いらねーのか?」
「2人がいれば寂しくないよ」
「俺らがいなくなったらどーすんだ?」
「なに縁起悪いことを!!」
「国見と金田一がいる!私は量より質を大事にしてるの」
いつもこう言って友達を作ろうとしないんだよね
なんとかして作ってあげたいけど本人に意欲がないからなぁ
原因はなんとなくわかってる、バレーやめてマネージャーになった理由もたぶんそれと少し関係してるんだろうな
「ゆいなちゃんが幸せならそれでいいけどさ」
こういう時に頼ってほしいのに頼ってはくれないか
彼女の性格からして
「まあ別に無理する必要もねーしな、だからってお前喧嘩すんなよ」
「しないよ!!そんなことするわけないよ!!」
岩ちゃんもわかってるから無理強いしない
俺たちなりの守り方なんだけどたまにそれでいいのか不安になるよね
「徹〜?」
「わっごめんなんだった?」
「元気ない?ぼーっとしてたら」
「大丈夫だよ!心配してくれてありがとう」
「うん!」
こんなにかわいいんだからモテるんだろうな
仲良くしないだけで狙ってる奴らはたくさんいるんだろうな
ぎゅーー
「わっなになに?徹甘えん坊?」
「かわいい、好き。絶対結婚するからね」
「うん!わかってるよ〜」
「岩ちゃん聞いた!?わかってるって!!」
「おう聞いた聞いた、お前ら昔っから結婚する言ってたじゃねーか」
「そうだけど今も言ってくれるなんて思わないじゃん!!」
「付き合ってるんだからそういうことだろ」
「いやでも嬉しいでしょ!!こんなにかわいい子存在しないよ!!」
「ゆいながかわいいのは常識だろ」
「そうだよね!!常識だよね!」
「私かわいくないよ?」
「「かわいいよ!!/だろ!!」