第2章 episode1
ーーーーーーーーーーーー「、、イヤ!やめてぇぇー!!離してよ!」
女の叫び声がする。
リナ「、、チッ。」
私が駆けつけた先には、男数人の中に羽交い締めにされたサキの姿があった。
リナ「女ひとりに何人だァ?テメェらまとめてぶっ殺してやる。」
サキ「リナ。来ちゃダメ!!いくらリナでも無理だって!!!」
リナ「うっせー、そこで黙って見てろ。」
こうなった私を止められるのはもう誰もいない。アイツを除いて。
「女の子1人で何しに来たんでちゅかー?」
「エサが2匹になったじゃーん♡ラッキー。」
ほざく男たちを拳ひとつで倒していく。
リナ「、、サキ、圭介んち行きな。千冬とペヤング食ってるからどうせ暇だろ。」
サキ「え、でもリナは?」
リナ「うっせー、さっさと行けつってんだよ。」
サキ「、、、、、ありがとう。」
そう言って駆けだしたサキを見てほっとした。
のも束の間。
(いくら私が喧嘩慣れしてるつっても、この人数はちょっと厳しいな、、。)