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あなたに捧げる【鬼滅の刃/短編集】

第3章 その瞳で見つめてー炎柱・煉獄杏寿郎


私は杏くんを見つめた。
そして杏くんも私を見つめた。

お互いがゆっくりと、引き寄せられていく。

そして唇と唇が触れた。

「…ん」

しばらく口付けて、杏くんの唇が離れていく。
杏くんはまた私を見つめた。
今度は私から杏くんに口付けた。

杏くんは驚いていたみたいだけど、私の口付けを受け入れた。
またしばらく口づけた後、杏くんが私の肩を持って離した。
そのまま私の頬に手を添えた。

「口を開けてごらん。ほら…あー」
「あー…」

杏くんの顔が近づいてきた。

「んんっ?!?!」

杏くんは私の口にかぶりつくようにすると、舌を絡めてきた。

「ふぁ…っ…ん…っ」

ーくちゅ…

「んんっ…あ…はぁ…っ…」

とろけてしまいそうな程、甘い口付け。
全身の力が抜け、息をするのも忘れて無我夢中でお互いに舌を絡め合う。

「んっ…!…けほっ、けほっ…」
「すまない…!夢中になりすぎたな…」

杏くんは唇を離したけど、私はもう1度杏くんの唇に吸い付いた。

「…!!…っ?!」
「やめちゃやだ…っ」
「君はほんとに…」

杏くんの瞳が先程よりも欲情の色が含まれているになっていた気がした。
目の色が変わったその瞬間、私はまた勢い良く押し倒された。
そしてもっと激しく口付けられた。

「んんん…っ」

口付けるのに夢中で気づかなかったが、杏くんの手がいやらしく私の肌をなぞっていた。
だんだんくすぐったくなって、体を少しよじらせた。

「よもや…君はいやらしいな…俺をどこまでも誘って…」
「違うのにぃ…っ」

杏くんが口角をニヤッと上げるとまた私の口にかぶりつく。
そして杏くんの手が私の膨らみを優しく、いやらしい手で撫でた。

ービクッ…

「あ…っ…杏く…ふっ…ん…」

私のことはお構い無しに深いキスを続け、胸を優しくマッサージするように揉みしだく杏くん。
変な感覚に顔が少しずつ赤くなっていくような気がした。

少し目を開けて杏くんをチラッとみた。
杏くんが気づいて唇を離すとツーっと糸をひいた。

「どうした…?」
「なんでもないよ…?」
「あまり可愛いことをしてくれるなよ」
「え…?」

杏くんの指が胸の突起に触れた。

ービクンッ…

「んっ…」
「気持ちよかったか?」

杏くんが不適な笑みを浮かべる。

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