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あなたに捧げる【鬼滅の刃/短編集】

第1章 無口な彼の言葉責めー水柱・冨岡義勇


想いが通じ合ってしばらくして、私と彼は祝言を挙げた。

柱の方達に、

「コイツのどこがいいんだァ…?」

とか、疑問系の質問が多かった。
私は全部丁寧に答えた。

宇随さんは柱全員の前で、

「コイツ、夜とか地味そうだな。実際どうなんだ?」

ドキッとした。
これは正直に言っていいのだろうか。

「あまりを困らせるな。」

私は顔が赤くなってきたらしい。
熱くなってきた。

「あ…その…っ」
「やっぱり不満だろ?!俺様が抱いてやるから、いつでも来…」
「はっ、派手です!義勇さん…の…夜…は…。」

次第に声が小さくなっていった。
そして恥ずかしさのあまり顔を手で覆ってしまった。
彼も隣で真っ赤になっている。

「お前…マジか。なかなかやるなお前!!」
「らっ、乱暴にすんじゃねェぞ!」
「きゃあっ!いつもは大人しい冨岡さんが…っ!ちゃん!キュンキュンしちゃうわねっ!!」
「もし何かあったらいつでも仰って下さいね。毒ならいくらでもご用意できますよ。」
「胡蝶、今すぐにでも打ち込んでやれ。気持ちが悪い。だいたいお前は…」
「うむっ!!2人とも仲が良いようでなによりだ!!!」
「誰だっけ…?」
「嗚呼…幸せになれ…。」

私と彼は赤い顔を見合わせて笑った。





祝言を挙げてからは、私は彼の屋敷に住んだ。
任務がない夜は必ず抱かれ、任務があった夜は翌日の昼に抱かれ、これでもかという程、白濁を注ぎ込まれる毎日が続いた。
正直、彼の精力はどうなっているのかと思った。
だけど私は幸せだった。

そして2か月程、月のものが来なかったため、私は胡蝶様を尋ねた。
すると、妊娠していることがわかった。

彼に報告したら、彼はどう表現したらいいのか良く分からなかったらしく、私をぎゅっと抱き締めた。
そして目には涙が浮かんでいた。





しばらくして、私は鬼殺隊を引退した。
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