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ガラス玉と鉄の弾

第3章 道連れ


乾いた発砲音は店内に2発響いた

俺はすかさず次の弾を込めようとしていたら



パァァァァン



もう1発響いた

『ご主人申し訳ない。お店を汚してしまった。』
「いや…いや、いいんだが…何が起きたの』
『悪い人をやっつけただけです』
「そ…そうかい」
『ところで尾形、こいつら誰なの』
「知らんで撃ったのか」
『知らんで撃ったよ。でも撃たんと殺されると思ったから』
「ふん、正解。」




勘がいい上に、速い。


「第7師団。こいつらも刺青人皮集めてる。そして俺は、元は第7師団に居た。」
『はーー、めんどくせーやつじゃん。』
「あぁ」
『あぁ…じゃなーよ。てことは尾形を追ってくるだろ?ニンピも集めてるし…えー超めんどくせーやつじゃん。』
「、お前を道連れにする」
『はーーーー、たまんねーーーーーーー…超ワクワクする』
「ん。……ん?ワクワク?」
『これこれ、私が求めていたもの。刺激が欲しかったのよ。尾形さん、やっぱり私…あなたに感謝するわ』



想像以上にイカれてたってわけで…
死体は海に捨てろって言ってきた
手っ取り早いからって
俺、に指示された


「何してんだ」
『ん?服を頂戴する』
「そんな汚ねぇの良く着れるな」
『寒いよりマシだ』


こいつは女のくせに俺とあまり変わらんほどの背丈
外套を羽織れば俺とそんなに変わらない


『へー。重いのね、でもすげーあったかい。』


ブツクサ言いながら長い髪を結い直す
ゴクリと唾を飲んだ
着替えさせた時は何とも思わなかったのに
いかん、俺…熱でもあるのか


『尾形!』
「ん?』
『これから、よろしくね』
「あぁ、よろしくな」


ギュッと握られた右手がやけに熱く感じた













いかん。
こいつ無防備過ぎる
寝顔可愛すぎる







俺どうした。。。
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