第1章 銃と薔薇
プロポーズのような違うような宣戦布告をしてきたジョルノ。
あまりジョルノをそういう対象としては見ていなかったため少し焦りをかんじた。
「わかったけど…ジョルノ〜…離して…?」
「嫌です。もう少し匂いを堪能します」
なにこの犬みたいな弟…
不覚にもキュンっと胸が高鳴ってしまう。
いかんいかん。
「あーもう終わり。怪我人は寝るんです。」とベットの淵に腰をかける。すると「鎖骨の下のそれは何です?」と先程承太郎さんに付けられたものが勢いで見えてしまった。
「えーっとこれは虫!虫に刺されたの〜」あははと流すもののジョルノには効果出ず。
「そうですか、では僕もいただきましょうかね」
優しくベットに押し倒し腰の横にすわり首筋から鎖骨に至るまでに何度かキスを落とす。
変な声が何度か出たがジョルノは承太郎さんと同じところに重ねるようにして強く口付けをする。
「んっ…」
少し自分でも予想外の声にジョルノは驚きながらもうっすらと含み笑いをした。
「僕にも勝算ありそうですね。。」
そう言ってジョルノはまたもや深い口付けを何度も落とし
「じゃ、また。」と何事もなかったかのように私の部屋を後にした。
私は放心状態だった。
ジョルノは私のことを好きって事?っという明らかな事実を考え始めるところから始めた。
天井をぼーっと眺める。
現実のようだ。
分岐前の序章 終わり