第1章 銃と薔薇
「ローマ、めっちゃ久しぶり〜!あれ以来!」
「、あまりはしゃぐんじゃあねえ。周りから見られてっぞ〜。」
「、あまり目立たないでください。虫が寄ってきます」
あの戦いの後、このローマという地を再び訪れた。
崩れた景観はすっかりと何事もなかったかのようにきれいさっぱり修復されていた。そしてジョルノは16歳になり、ボス、という立場になった。
ブチャラティ、ナランチャ、アバッキオはこのミスタの部下に。
最悪ちゃあありゃしない。
そんな私も21歳になり日本で言えば成人済み、という年齢になった。
ボスと言っても相変わらずハル、ジョルノは高校生でまだガキ。
強いて言えば身長が少しずつ伸び、成長中。そして黒のスーツを纏っているせいか少しだけ大人に見える。
なぜこの地にいるかと言うと
「そう、お買い物です〜ただの」
「週に何回行けば済むんですか。僕だって課題や仕事があるんですよ」
「じゃあ来なくていいけど」
「いや、そう言うわけにはいかないでしょうよ」
「まぁまぁお二人さん、夫婦喧嘩はやめて?俺悲しくなっちゃうよ?」
はぁっと深いため息をつくミスタ。私たちは別に付き合っているわけではない。まぁでもジョルノからの好意はかなり感じていた。
「あ!あのお店すっごく可愛い!!!」
「ちょ、!!そんなに急がないでください!!」
「…やれやれ…」