第4章 少女の過去
哀side
次の日、家を出ると外には勝己がいた。
嫌な予感しかしない。
開けた扉を閉めようとしたが、
ガッ!
爆豪「出て来いやカス。」
哀「あ、あれ〜?勝己君、お、おはよぉ〜?なんで私出待ちされてるのかなぁ?
はっ!もしかして私と一緒に学校に行きたいとか!?」
爆豪「うぜぇ!はよ出て来いや!この警察沙汰野郎!」
はっ…
勝己はあの日の事を思い出している
哀「今日ちょっと体調が…」
爆豪「仮病使ってんじゃねぇ!いまさっきまで学校行こうとしてたじゃねぇか!はよ出て来い!」
私は渋々家を出た
そのまま学校に向かっていると
爆豪「お前も俺にうそついてたんだな。」
哀「へ!?あぁ…」
思い出してしまったのならしょうがない。
哀「思い出しちゃった…?」
爆豪「思い出してなきゃ言わねぇだろカスかよ」
勝己は暴言は無くならないけどいつもみたいな勢いはない。
哀「あはは…まぁ、みんなにとっていい思い出でもないじゃん?だから忘れてるなら忘れたままのほうがいいかなぁって!」
爆豪「ヘラヘラすんなや。お前がやったんか。」
哀「なんの事?」
聞き返してはみたが
友達を殺してしまった事だろうか。まぁあれは私のせいでしかない…
思い出したくない記憶…
爆豪「なんでわかんねんだ…忘れさせた事だよ!」
哀「あっあぁ、(そっちかぁ)
えっと…わ、私じゃないよ!私の個性は使えないくそしょぼ個性だって小さい頃から知ってるでしょ?」
爆豪「お前の個性なんて知らねぇし、見たこともねぇ。教えてもくれなかったじゃねぇか。」
哀「あ、そ、そうだっけ…?」
爆豪「また嘘つくんか。どんだけ一緒に居たと思っとんだ。」
哀「あはは…バレバレかぁ…」
爆豪「いいから、何があったかはよ話せや。」
哀「ん〜…あんまり話したく」
爆豪「バラされたいんか?」
私の返答が分かっていたかのように脅してくる
哀「脅しだなんて…!なんて卑きょ」
爆豪「ヘラヘラ巫山戯やがって舐めんなカス。はよ言え」
あぁ…これは話さないとダメなやつだ…
察しがいいな勝己は