第2章 ごろり
そう
織田作さんは私の膝に寝転んだ。
(まさかの膝枕?!///···でも普段色々と教えて貰ってるし····うん!)
「太宰には膝枕とかしてるのか?」
「基本はしませんよ、耳かきぐらい?」
(耳かき)
「そうか···ちょっと寝る」
「はい、おやすみなさい」
ーーーー····
ふわふわ
(あたたかい)
この暖かさ、何処かで知ってる。覚えてる
あっ
頭に誰かが触れてる。
俺みたいな妖にも優しく接してる。
あたたかさ
····ふっ
「···天音」
「あっ、眠れましたか?」
ぼーー···
「···いい匂いするな」
ぼん///
「織田作さん?!///」
「手、握ってくれていたんだな」
「はい、安心するかな?と思いまして」
「·····」
「織田作さん?」