第12章 ウタとの出会い
そして赫を取り出す事に成功した
「はい。終わったよ‥もう赫ないよ」
ウタはそう言うと微笑んだ
「本当だ!赫‥ない‥」
は鏡で背中を見ながらそういった
「赫があった場所は残るけど‥今から人間だよ。良かったね」
「ありがとうございます!!」
「麻酔はそのうち切れて痛むかもしれないけど‥さぁはやく出ていって」
「‥はい。お世話になりました!!」
は笑顔でそういった
(また何かあったらいつでも連絡しておいで)
ウタは心の中でそう呟いた
「‥なんか寂しいな。弟子が出来たみたいでちょっと嬉しかったのかもね‥僕‥。あの子にはもうこっちの世界には来てほしくないな‥人間のまま幸せな人生を過ごしてほしい」