第3章 contact
『なに?もしかしてやきもち??』
「べ、別にそんなんじゃねーし」
ぷいっと顔を逸らし頬を膨らませたマイキーを見て、双葉はかわいいなぁ…と思ってしまった。
その直後携帯が鳴り出して、マイキーは電話に出た。
「おー、パーちん。なに?……わかった、すぐ行く」
『パーちん?なんて?』
「パーちんのダチが襲われたって…ちょっと行ってくる」
『じゃあ私は部屋に戻るね、行ってらっしゃい』
双葉に見送られつつ、マイキーは愛機であるバブに乗り、パーちんの元へと向かっていったのだった。
これがこの後に起こる抗争の前哨とも知らずに、双葉は夜を過ごしたのだった……。
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