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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②





闘いが始まった直接から
俺はいつでも動き出せるよう、状況を冷静に追っていた


真っ直ぐマイキーに挑んでいった一虎は
廃車が山のように積み上がっている足場の悪い場所に誘い込み
3対1で囲むと武器を使って殴り付けた

あまりにも容赦のない一虎の攻撃を見て、何度も止めに入ろうと思ったが
マイキーがあえて手加減しているような気がして
俺は堪えた


(…マイキーは…一虎の本心を見極めようとしているのかもしれない…)





「一個だけ教えてくれ…一虎」

「あん?」

「オレはオマエの敵か?」


そう聞いたマイキーに
一虎は「敵に決まってんだろーが」と答えた

心に訴えかけるようなマイキーの言葉も
アイツには届かなかった



一虎はチョンボとチョメに「しっかり押さえとけよ」と言うと
マイキーの頭を何度も殴った


「オレは英雄になる為に…敵を殺す」


一虎がそう言った時
マイキーの纏っている空気が変わったのが分かった


「……敵を殺す?…そんな事で兄貴を殺したのか?」


遠い昔、感じたことのある
マイキーの黒いオーラが見えたような気がした



次の瞬間

マイキーは足を振り上げると
蹴り一発で3人をまとめて気絶させてしまった








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