第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②
「……ぇ…」
『……圭介の言葉で目が覚めたの……私、もっと母親と話し合う。……嫌がられても……困らせても……分かってもらえるまでちゃんと自分の気持ち伝えてみるよ…』
「……レイナ…」
『…私も圭介みたいに本音でぶつかってみる………だから…もう心配しないで………私を守ってくれて…ありがとう…』
「………オレの為に……強がってんじゃねーのか?」
『……』
「……」
『…………もぉ……圭介の野生のカン…嫌い…』
「………ハァ……………レイナ……何で無理すんだよ………もっと甘えろよ…………オレ…オマエの為だったら、どんな事だってしてやるから…」
『……………ありがとう…』
「……」
『……そんな風に言ってくれて………本当に…嬉しい……私も同じ気持ちだよ……………だからこそ……怖いの…』
「……」
『………圭介が警察に連れて行かれた時……すごく怖かった………このまま捕まっちゃったらどうしよう……あんなに頑張ってたのに…学校にまた行かれなくなっちゃったらどうしようって………私のせいでそんな事になったら…』
「オマエのせいじゃねーって…」
『…でも……怖いんだよ…』
「……」
『……圭介にも…圭介のお母さんにも……本当に感謝してる………2人とも大好きだから……迷惑かけたくないの…』
「……レイナ…」
『…自分のことは自分でちゃんと解決する。…私、頑張るから…」
「……………分かった。………でも…話してもダメだった時は……すぐにオレに言って来いよ?……絶対ひとりで無茶すんな…」
『…ウン……ありがと…』
俺達はそのまま公園で別れ
家へ帰った
次の日は一日中
彼女からの連絡は無かった
そして
長かった8月が
終わった