第11章 東京卍リベンジャーズ・三ツ谷隆(続編)
「…オマエだって反応イイじゃん……溜まってたんじゃねぇの?」
『…っ…そんな事ない』
「……クスクス………かわいくねぇ〜……そんなハッキリ否定すんなよな…」
『……』
「……ん?……アレ……怒った?」
『………別に…』
「……なぁ〜んだよ……怒ってんじゃん…………" かわいくねえ "って言ったから?」
『……怒って…ないよ………っ…大体!…もう私…かわいいって言われるような年じゃないんで!』
頬を膨らませているレイナを見ていると
口元が弛んでしまう
『……何……笑ってんの…』
オレは彼女の頬にキスして
耳元で囁いた
「……年なんて関係ない………怒った顔も…やっぱかわいーよオマエは…」
その言葉に
彼女の頬が紅く染まる
『……………はぁ⁇』
「……オレがレイナのことかわいくないなんて思う訳ねーだろ?……そんな風に拗ねてる顔が見たかったんだよ…」
もう一度頬にキスしようとしたオレを
レイナは押し返した
『…もぉ〜…また私のことからかって!…隆は昔っからそう!』
「……だって……レイナの色んな表情見たいじゃん……どんなレイナも好きだからさぁ…」
『…そういうセリフ、何で普通の顔して言えるの⁇…本当のホストにだってなれちゃうんじゃないですか?三ツ谷部長!』
「…アハハ……懐かしーな…」
『……』
「……なぁ〜……機嫌直して…?」
『………知らない。………バカ隆…』
拗ねたように視線を逸らしているレイナの腰に腕を回し
強く引き寄せる
「……レイナ………オレの方見て…」
『……』
少し間があいてから
ためらいがちに視線を合わせた彼女の瞳を覗き込む
「………まだ……怒ってる?」
『……怒ってない……さっきだって…怒ってたわけじゃないし…』
「…良かった。……じゃあ……仲直りのキス…しよ?」