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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第8章 東京卍リベンジャーズ・乾青宗





薄暗い部屋のベッドの上

乾の腕の中にはレイナの無防備な寝顔があった





彼女の小さな寝息だけが聞こえる
静かな夜


閉じられたカーテンの隙間に目をやると
真っ黒な空から白い雪が落ちてくるのが見えた




「……」


柔らかな毛布を引き上げ
はだけている肩を包むと

レイナの口元が少しほころんだような気がして
乾は思わず微笑んだ






幾つもの別れを経験し
思い通りにならないことばかりだった過去


それでも夢を諦められず
もがいていた日々に

いつしか
自分自身が押し潰されそうになっていた





この先もきっと
不器用な生き方しか出来ないけれど


今度こそ
大切な人をこの手で守っていくと、乾は誓った








(………ココ……………オレ……守りたい人ができたよ…………………寒がりで……弟想いな………笑顔の優しい女の子……)










窓の外の雪から視線を移し

レイナの額に口付けた









(………いつか……オマエにも会わせたいな……)










腕の中の愛しい人を見つめながら

微かな寝息に呼吸を合わせていた乾は


そっと瞼を閉じ

安らかな眠りへと落ちていった…




















乾青宗 夢小説『Holy night』end.





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