第1章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介
Tシャツをたくし上げると
彼女の言うように服で隠れる部分には
あちこちにアザがあった
喧嘩に明け暮れる生活を送っている圭介にとって
普段はアザなんて珍しくもなかった
けれど
レイナの身体につけられた痕は
ひとつひとつがとても痛々しく
見ているだけで胸が押し潰されそうになる
「……」
動かなくなった圭介に
レイナが言った
『……大…丈夫……だから…』
レイナは圭介の手を取ると
自身の胸に触れさせた
『…もっと……触って…』
「…っ…」
請われるままに
圭介はレイナの胸を下から持ち上げ
円を描くように動かす
手のひらの中で形を変える感触を味わっているうちに
胸の先端の突起が次第に固くなってくる
圭介は顔を寄せて
口に含んだ
『…んんっ…』
優しく吸いながら舌の先で転がすと
レイナは腰を揺らして小さく喘いだ
『……ぁ………ん…………ゃぁ……』
反対側の胸も同じように刺激する
『……ん……んっ………ぁん……』
耳元をくすぐる
子猫のような鳴き声がもっと聞きたくなって
圭介はレイナのTシャツを脱がせ
ついでにブカブカな短パンも脱がせた
自分の部屋着の中から女の身体が出てくるのは
とても不思議な気持ちがした
小さなリボンがついたショーツ一枚になったレイナが
恥ずかしそうに言う
『……圭介も……脱いで…』
「……おぅ…」
圭介が着ていたTシャツを脱ぐと
レイナは戸惑ったように顔を逸らしてしまう
自分で言っておきながらそんな態度を取る彼女が
無性に愛おしく思えた