第3章 だぶん
「······」
「此奴、私がスカウトしたから」
「分かりました(生きるだけで必死な顔してる)」
「····(見たことがない色してる)」
銀は別の部屋に連れて行かれた。
「首領に報告してくるから」
「分かりました」
パタン
くるっ
「さて、初めまして··貴方のお名前は?」
もじ
「····け」
「ん?」
「···芥川···りゅうのすけ···」
「宜しくね、芥川くん。私は、」
ガチャ
「天音」
「!··太宰さん」
(名前···)
「早くして」
「はっ、はい。この部屋にいてね」
パタン
「····天音」
(知らない奴等が仲間を殺したから、仕返しにやり返したつもりが)
『君をマフィアにスカウトしよう。大丈夫仲間は逃がしてあげるよ』