第2章 質問
はっ
「··太宰··さん··」
「··怖くないよ。私が守るからさ··だから」
グイッ
(···早く彼奴を忘れて、私の天音になってよ)
「····太宰さん··(私は信用していいのか分からない)」
あの人の顔が、声が私を呼ぶ。
でも··マフィアにいる限り、必ず訪れる"死"
それを私は受け入れて、入った。
「····太宰さん」
「なんだい?」
「···私は太宰さんを信じます」
「ーー··天音」
あぁ
やっと手に入れた。
(···私だけが天音を守れる)
ジャラ
「私だけの天音」
ジャラ····ガちゃん
私の鎖つけた。
❦ℯꫛᎴ❧