第3章 パッショーネと

「なんだよ、もう終わりかよ〜…もっとしてくれてもいいんだぜ？ここをよっ、っていってぇな〜！ナランチャ！！」
「ミスタばっかずりぃんだよ！！もう諦めろ！」
「ナランチャ！まだここの計算が解けていません！！ちゃんとしてください！！」
「今はそれどころじゃねえよ！！！ミスタのアホが女に鼻の下伸ばしてる方が重要だ！」
「このクソ低脳が〜〜〜！！！ちゃんとやれって何度言えばわかるんだよ！？！？あぁ？！？！！」


っとまぁ、カオス状態。
やれやれと言った具合にブチャラティも呆れ果てている。
呆気に取られている間にアバッキオという下劣男が隣にやってきていたようで。


「お前、いい身体してんな。日本人のくせに」

細長い指がキャミソールの付け根の方の紐ををパチンと弾く。

「……？！？！？！？！？！？？」


ん？何が起こった？み、見られた…？の、覗かれた…？
承太郎さんにしか見られたことのないこれを…？


「アバッキオ…僕は許しませんよ………
ゴールドエクスペリエンス！」

「あぁ…？姉ちゃんの見て何が悪いんだよ。見慣れてるだろ？お風呂とか入る時にヨォ？」


「っく……アバッキオっ……！」

どうやらお姉ちゃんというのはNGワードらしく、今までにないほど顔に苛立ちが現れていた。

「アバッキオ、お前、みた…のかっ…！」
「あぁ〜！！アバッキオまで抜け駆けかよ！！」
「こら、ナランチャ！！」


そしてジョルノがゴールエクスペリエンスでボコボコにするまではなかったものの、ブチャラティが仲裁に入り(ボコボコ)おさまった。







「ちゃんちゃん。」