第1章 二人の悪戯(甘)●河田ナホヤ、ソウヤ
「もう十分寝ただろうからなぁ」と楽しげに笑うナホヤ。
「夢ちゃん、もうこんな時間だし、今日は泊っていきなよ。」とソウヤ。
「これ、着てくれてありがとな、すげ~似合ってんじゃん」
「本当かわいい・・・兄ちゃんセンスあるね」
「だろ~?」
まさか今日の自分のこの仮装はただこの二人の欲求を満たす為だけの衣装だったと察知し、また布団をかぶろうとする。
「だーめ」「だめだよ」
と二人にその手を制され、ほぼ同時に両頬に唇の感触を感じる。
チュッ…と軽くリップ音を立てて離れる。
離れてもしばらくその熱は冷めないままだった。
今日も二人に翻弄されっぱなし。
ー23時。ハロウィンの夜は始まったばかりだ。
ー