【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第47章 夢を奪う権利 ☆
「リラ…」
「っ…れい?
あの…トマト切ったところで手が汚れてるから…
抱きしめ返せないよ…」
そう言いながら、僕に抱きしめられるがままになってるリラ。
そんなリラからゆっくり身体を離すと、リラの手を取り、掌についたトマトの汁を舌で拭った。
「っ…」
ピチャ…
とワザと妖美にいやらしく舐めると、リラの顔はかあっと紅潮して行く。
「感じた…?」
「っ…そんなことない…」
「嘘つき」
そう言って僕は、リラの頭に手を添えて食べるように唇を奪った。
「んんっ…」
クチュ…と強引に舌を絡める濃厚なキスを繰り返しながら何度も思った。
このまま、リラを僕だけのものにしたい。
一生僕のリラでいて欲しい。
どこにも行かないで…
僕の前からいなくならないと言っただろ…?
そんな気持ちが僕の手の動きを乱暴に強引に変えていく。
キスをしながら、リラの着ていたブラウスを勢いよく両端に引っ張ると、小さなボタンは呆気なくプツプツッと弾け飛んだ。
「え…れ、零…?」
驚きのあまり目をまん丸に見開くリラをよそに、あらわになった胸元の下着をグイッと上に上げると、柔らかくて形のいい双丘がぽろ…と溢れた。
そこについてるピンクの突起に夢中で吸い付くと、リラの身体は簡単にピクリと跳ねた。
クチュ…
「っあ…っ…れ…い」
いつも、リラを抱く時はベッドの上がほとんどだった。
好きでたまらなくて、大切で仕方ないから、宝物を扱うみたいに抱くことばかりで、こんなふうにキッチンで乱暴にリラの服を引き裂いて愛撫をするのは初めてだ。