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【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】

第44章 ラスボスとの初対面




安室side


今日は朝からポアロのバイト。
昼からは公安警察の仕事で今度開かれるWSGの会場の下見だ。

只今の時刻は昼の12時。
後1時間でポアロの安室透から公安警察の降谷零にチェンジする。

ふと、ポアロのテレビを見ると、最近米花町で出没している変質者についてのニュースが流れた。

どうやら若い女性が相次いで性的な被害に遭っているらしい。


それを見て、僕は即座にリラに電話をかける。

移動中だったのか、珍しく2コールで受話器が上がった。


「もしもしリラ?」

「零!どうしたの?何かあった?」


突然何の用もないのに電話をすることは珍しく、リラは不思議そうに電話口で首を傾げた。

そんな可愛い彼女に、僕は切羽詰まった様子で続ける。


「米花町の変質者のニュース、見た?
知らない人には絶対着いて行かないように」

「なあに?わたしのこと何歳だと思ってるの?」


突然のその警告に、リラはあははと笑い声を上げた。
僕にしてみたら、全然笑い事じゃないこのお願いに、さらに輪をかけてリラに忠告をする。


「帰りは必ず車で帰ってきて?
タクシー捕まらなかったら迎えにいくから連絡ください」

「はあいー!もう!心配症すぎるよ!」

「リラが心配なんだよ…」

「ん…ありがとう。
ちゃんとタクシーで帰るから!ね?」

「頼んだよ?
じゃあ夜帰る時また電話する。」



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