【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第34章 ふるやれい 7さい
そしてゆっくり離したとき、照れくさそうに笑う。
「なんか、昨日までちっちゃかったから、急に男の人になって、ちょっとドキドキするね…」
そう言うリラを、今度は僕が腕の中に抱きしめた。
大きくなった肩幅に、厚い胸板。
男の身体でリラを抱き締めると、リラは緊張したように身体をこわばらせる。
「な、なんか…ドキドキする…
零ってこんなに男っぽい身体だったっけ…?」
僕はそんなリラの耳元に唇を持ってきて、そのまま耳にキスをしながら囁いた。
「じゃあ、もっとドキドキすることしてあげる」
「っん…その声、反則…」
「反則?ルールなんて無いだろ?」
そう言いながら、僕は骨張った男の手でリラの素肌に触れた。
「昨日、散々可愛がってくれたお礼をしてあげるよ」
そう言いながら僕は、リラの身体の上に覆い被さった。
リラの華奢な身体を覆い尽くす僕の身体。
やっぱり子供の姿よりも、こっちがいいな。
もう絶対に博士から謎の薬は貰わない…
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