【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第23章 The Little Mermaid ☆
思わず眉を歪ませた僕を、リラは愛しそうに頬を撫でる。
「零…大好き…」
「僕も、大好きだよ」
そう言いながらリラの唇を奪うと、狂ったように腰を振った。
「あっ…ぁあっ…ぁ…」
「っは…ッ…」
リラの背中に腕を回し、ぎゅっと力一杯抱きしめながら腰を振ると、奥の奥まで僕のモノが届く。
「れ…っ…きもち…」
抱きしめると、相変わらず華奢な身体だ。
その身体で僕の全部を受け入れながら、乱れて喘ぐリラが可愛くて、愛しくて、脆くて。
リラがどこかにいってしまわないように、キツく抱きしめながら、ナカに僕の形を刻み込んだ。
「っあ…れ…ッもうイク…」
リラの可愛い声で、イク なんて言われると、僕も簡単に絶頂が近づいてくる。
「一緒にイこう?
手を繋いで、抱きしめ合って、一緒に」
「っん…一緒がいい…」
右手でリラの身体を抱きしめ、左手でリラの手を握りながら、ラストスパート腰を振った。
リラの匂いが、肌の質感が、息遣いが全部宝物だと思った時、
「っぁ…イッちゃう…」
そう言いながらリラがぎゅっとしがみついてきた。
それと同時に僕も何かが這い上がってくる感覚がする。
「ナカに出すよ…」
「ほしい…ちょうだい…?」
リラがそう言った瞬間、僕はリラのナカに白濁の液体を射精した。
どく…どくと脈打ちながら吐き出される欲望の種が、リラの身体を侵食していく。
射精し終わるまで、リラの身体を抱き締めていると、リラは僕の腕の中で小さく言った。
「ありがと…零」