• テキストサイズ

【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】

第20章 僕のこと好きだろ? ☆




安室side


今日の僕は午前中はバーボン、午後は安室透の日だ。

バーボンとして組織の仕事を終わらせた後、今はポアロでサンドイッチを作っている。


時刻は夕方の4時。

僕のシフトは夜までだから、今日は僕もリラも外で夕食を取ることになっている。

最近のリラは、帰宅が遅いことが多いけど、今日は21時ぐらいには帰れると言っていた。


久しぶりにリラと夜晩酌しながら、リラの歌を聴かせてもらいたいな。


頭の中は帰宅してからのリラと過ごす時間のことでいっぱいになりながら、僕は作り慣れたサンドイッチをテーブル席の女子高生たちに提供した。


女子高生たちは恋の話に夢中らしい。

きゃっきゃとはしゃぎながら、僕の出したサンドイッチを美味しそうにつまみ、なかなか過激な話まで飛び出して来ている。


「ねーねー!彼氏とどうなの?」

「んー。すっっごく優しいよ?
キスも、エッチも、全部。
いつもわたしのこと大事にしてくれて…
でもなぁー」


ある子が意味深にうーんと首を傾げた瞬間、もう1人の女の子は即座にその子の言わんとしていることを理解する。


「あー。わかる。
優しすぎて、物足りないんでしょ?」

「わかる?優しいのは嬉しいんだけど、たまにはこう…いじめて欲しい。
Sなとこ見せて欲しい。」


そんな会話が僕の耳に飛び込んできて、僕は気まずくなって目を逸らした。

最近の女子高生は何というかアグレッシブだな…

そう思いながらも、先程の会話、まさに自分のことを言われているような気がして焦った。




/ 945ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp