第17章 似てない家族　☆

コクコクと首を縦に振るのが精一杯だ。


「リラ…好きだよ」


零は甘い声でそう言い、わたしの着ていた部屋着のショーパンを下ろすと、ショーツも膝上ぐらいまでずらした。


お尻に零の硬くなったモノがあたったとき、わたしは咄嗟に口を塞いでいた手を離して零に縋る。


「れ、零…！」

「ん？ダメって言ってもやめないよ」

「違う…零の顔見ながらしたい…」


ダメと言われると思いきや、まさかそんなワガママを言われた零は、ぴく…と動きを止めた後、後ろから羽交い締めにしていたわたしを零の方へ向けた。


突然零の顔が目の前にきて、わたしは思わず顔を赤くする。

そして零はわたしにキスをしながらゆっくりとわたしの上に覆い被さった。


「挿れるよ…」


耳元で零の声が響いた瞬間、わたしのトロトロのアソコを零の硬くなった欲望が貫いた。


「っあ…ッん…」


思わず声を漏らしたわたしは、慌てて自分の口を塞ごうとしたけど、零にその手を止められた。


「えっ…なんで…
声、出ちゃうよ…」

「うん。…僕に抱かれてる時の声、聞かせてあげて？」


意地悪な顔をして笑った零は、わたしの手を押さえたまま、腰を引いて奥まで打ちつけた。


ズプッ…


「っひあ…ぁあ」


隣の部屋にお兄ちゃんがいるのに…
そう焦る気持ちと、零に虐められて嬉しい気持ち、両方がわたしのアソコをトロトロに溶かす。


零はそんなわたしを見て、また意地悪に笑った。