【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第15章 世界で一番幸せな朝を ☆
前の彼女と付き合っている時は、好きだと言われてすごく嬉しくて、でも心のどこかでは赤井のこともまだ好きなんだろ?と思ってた。
リラは、僕だけを見てくれてる。
僕だけに、好きだと言う言葉をくれる。
こんな華奢な細い身体で、僕の猛攻を精一杯受け止めながら、抱きしめ返してくれる。
「リラ…好きだよ。
世界で一番、リラが好きだ」
「ん…っぁ…たしも」
好きだと言った瞬間、リラのナカがまたギュッと締まった。
そして、這い上がってきた射精感が抑えきれず、僕はゴム越しにリラのナカに吐き出した。
「っ…ぁ…れい…零…」
動きを止めた僕の身体を精一杯抱きしめながら、リラが僕の名前を呼んだ。
名前を呼ばれるだけで、またリラを抱きたくなる僕はもはや病気だ。
「…もう一回したい」
「っえ!!?む、むりむりむり!」
「冗談ですよ」
「冗談に聞こえないよ…」
もう…と、少し困るリラが可愛くて、僕はリラの額にキスをした。
「ありがとう」
「?なにが?」
「全部。ありがとう」
リラが僕にくれたものは大き過ぎて、守り抜くのは一苦労だ。
それでも守ってみせる。
この先何があっても、僕がずっとリラを守るよ。
そう思いながら、リラの左手の薬指にキスをした。